東京都の小池百合子知事は22日、定例記者会見を行い、築地市場の再開発を話し合う検討会議のメンバーを発表した。

 10月12日の第1回会合を行う。メンバーは観光文化に詳しいデービッド・アトキンソン氏、シャネル株式会社のリシャール・コラス社長、近藤誠一元文化庁長官ら10人。

 小池氏は「築地エリアが有している食文化の魅力、浜離宮の景観や水辺、都心に近いというポテンシャルを生かして東京の魅力をさらに高めていく」と語った。一方、水産仲卸業者が1人も入っていないことについて「今回のメンバーは文化、まちづくりのコンセプチュアルのところでご議論いただく」と語り、コンセプトを来年5月ごろまでにまとめ、その後、民間業者のヒアリングを行うとした。