東京都の小池百合子知事は22日、記者会見で、来月行われる見通しの衆院解散総選挙に関し「北朝鮮情勢の対応を国民に問うというのはちょっと危険をかけ過ぎている」と批判した。微妙な解散時期の上、理由も明確でないことから「大義がない」と述べた。一方、都知事として国政政党に関与する可能性があることに「矛盾するものとは考えていない。知事でかつ国政に関与したのは他にも参考例がある。模索をしていきたい」と前向きに答えた。

 自民党に対抗するため「小池新党」の野党協力はありえるかとの問いには「今は、改革のマインドが中途半端で『NATO』ノー・アクション・トーク・オンリーはやめましょうと。このままでは国家間競争に負けますよ。日本はダメになる。(我々が)野党かどうかは、結果として決まるので、国民の皆さんに問いたい」と意気込んだ。