22日投開票の衆院選は後半戦に突入した。立憲民主党の枝野幸男代表は17日午前、東京・JR新小岩駅で応援演説を行った。

 自身が結成した新党「立憲民主党」について「この党をつくったのは私ではありません。多くの方から“枝野立て”という声があったから、旗を立てられた。私の背中を押してくれたみなさんが立ち上げた政党です」と話し、打倒安倍政権に向けて観衆に協力を呼びかけた。

 現在の政治体制で、格差や貧困問題が深刻化していると主張し「非正規雇用や低賃金労働者が増えているから、労働意欲も下がっている」と語った。これらの問題は、経済政策や社会政策が上から目線で行われていることが原因だとして「時代遅れの上からの経済対策を、暮らしを足元から支える経済対策に変えていく」と約束した。

 最後は「みなさんが民主主義の主役。一緒に戦っていきましょう」と語りかけて演説を終えた。