希望の党の小池百合子代表は20日夜、東京15区から立候補している同党候補の個人演説会に出席し、加計学園について「投開票日の翌23日に加計の手続きが堂々と行われるという話を聞いている」と述べた。

 今選挙戦で野党が追及を続ける同学園の獣医学部新設を巡っては、文科省の大学設置審議会が8月に新設可否の判断を保留。10月中に結論を出すとみられるが、小池氏は具体的な日にちを挙げて批判した。

 「今回の総選挙はあの問題もチャラにし、安倍1強政治へのお墨付きを与えるための選挙だということを忘れないで」と訴えた。安倍首相が増税した消費税の使い道について教育無償化を挙げたことには「民進党のパクリだ」と言い、自民党を徹底的にたたいた。

 それに先立ち東京・JR錦糸町駅前で行われた街頭演説では民進党の前原誠司代表と並んだ。選挙戦終盤だが、民進が希望へ合流した理由を改めて説明。野党共闘か小池新党との合流かの2択を真剣に悩んだと説明した。