2020年東京五輪の準備状況を話し合う、国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会が13日まで3日間行われ、大会予算の削減策についても話し合われた。

 組織委はこれまで25項目の削減案を提案。これにはIOCや五輪関係者へのサービスレベルを下げる案もあり、世界的に立候補都市が減少傾向にある原因の1つ、五輪経費の高騰問題に本気で取り組んでいる。

 組織委によると、五輪関係者の食事量、ラウンジ面積、スタンドの関係者席、大会関係者車両の削減などが挙がっている。ラウンジや車両に関してはIOCが逆提案するなど、経費削減に両者が膝を突き合わせて議論している。