山尾志桜里衆院議員(43)が13日、文化放送「The News Masters TOKYO」(月~金曜午前7時)に生出演して、立憲民主党への入党の意向を明らかにした。

 山尾氏は、倉持麟太郎弁護士とのダブル不倫疑惑を報じられて民進党を離党し、10月の衆院選に無所属で出馬して当選。現在は衆院の立民会派に属する。パーソナリティーのタケ小山から「どの党、どの派閥に入るか、もう頭の中にあるのか」と聞かれると「立憲民主党が憲法についての当面の考え方を社会に提示したんです。権力を縛って国民の人権をより豊かに保障していくという、こういう憲法議論は積極的にやっていくんだと。護憲と改憲みたいな今までの二項対立みたいなものとは別のレベルで立憲的な議論をしていくよということが書き込まれた。これは、もう私の考え方と全く同じ方向だと思います」と語った。

 さらに「立憲さんでよろしいですか?」と聞かれると「まぁ、今も会派が一緒ですからね…国会も終わりましたし、また地元(愛知7区)に戻ってですね、やっぱり、あの選挙を勝たせてくれた地域の皆さんの気持ち、お考えを少しでも丁寧に聞きたいなと思っています」と語った。

 番組では、熊本市議会で生後7カ月の長男を連れて議会に出席しようとした女性市議が、ルールに抵触し議事進行を妨げたとして厳重注意された件にも話が及んだ。6歳の男の子の母でもある山尾氏は「私が感じるのは、例えば自分には子どもがいるから配慮をして欲しい、自分には子どもがいるから職場に同席をさせたいという時に、日本の社会は『あなたは保育園に預けるとか実家に預けるとか友達に頼むとか、やれる努力を100%したんですか?』と問われる。でも、それは申し訳ないけど余計なお世話でね、なぜそこまで話さなければならないんですかと」と持論を展開。「『親に預けようとしたんですけどダメでした、夫に預けようとしたけどダメでした、ママ友もどこも都合がつかなくて、やれることを全部やったんですけどどうしようもないので子どもを連れてきました』という説明を求められる社会、強いられる社会、という意味では、やはり非常に子育てがしにくい社会だと思います」と言い切った。

 「日本は子育てが難しい国か?」と聞かれると「なかなか…。実家の助けがなければ、子育てと仕事を女性が両立するというのは極めて難しい国だと思いますね。ただ、そこで三世帯住宅により補助金を出すみたいな“頼れるところは実家を頼ってくださいよ、国は頼らないでくださいよ”みたいな方向に行くのは、私は間違っていると思っているんですね」と語った。