民進党の蓮舫参院議員は14日、近く立憲民主党の枝野幸男代表と面会したいという意向を明らかにした。

 民進党本部で開かれた両院議員懇談会後、報道陣の取材に「枝野さんの話もちょっと聞いてみたい。立憲民主党という政党はどんな政党か、直接聞きたい」と述べた。

 民進党は、党再生策を模索する過程にあり、(1)新党移行(2)党名変更(3)現状維持での党運営改革という3案が大塚耕平代表から示され、年内の結論を目指して対応を協議している。しかし、蓮舫氏は「民進党を維持するにしても、看板を掛け替えるにしても、新党にするにしても、(政党の肝となる)政策の説明がまったくない」と、執行部の対応を批判。「このまま、どこに歩んでいくか正直、見えない」とも指摘した。

 民進党は現在、参院議員だけ所属しているが、離党して立憲民主党に「移籍」する動きが、相次いでいる。蓮舫氏は、枝野氏との面会の意味について「立憲に入党するということですか」と問われた際、「違います」と述べるにとどめた。