カーリング女子日本代表「LS北見」の地元、北海道北見市の銘菓「赤いサイロ」が脚光を浴びている。創業83年目の老舗菓子店、清月のチーズケーキで、17日OAR戦の軽食をほお張る「もぐもぐタイム」に、LS北見の選手が食べている映像がNHKの公式ツイッターで拡散し、一躍注目の的に。注文が通常の10倍という盛況ぶりに、清月の渡辺主人(もんど)社長(47)は増産体制を指示。思わぬ五輪特需が広がっている。

 東京・有楽町の北海道どさんこプラザでは20日、清月の「赤いサイロ」が飛ぶように売れ、午後5時ごろに売り切れた。同店によると、赤いサイロは月間150~200個売れる定番人気商品の1つだが、この日は次々と問い合わせがあり、購入客が相次いだ。清月ホームページによると、都内では有楽町のどさんこプラザでしか売っていない。

 同店担当者は「突然の反響で、清月の社長さんからお電話があり、22日から仕入れを倍増し、売り場も拡大していく」と話した。普段は、商品棚に9個程度の陳列だったが「陳列数も倍以上にし、広い売り場を確保したい」。ホワイトデーを控え、さらに人気が出そうだ。