将棋の第66期王座戦2次予選、藤井聡太六段(15)対畠山鎮七段(48)戦が23日、関西将棋会館で行われた。藤井は17日の朝日杯オープン戦本戦準決勝で羽生善治竜王(47)、決勝で広瀬章人八段(31)を破り、15歳6カ月の最年少、中学生初となる棋戦(公式戦)優勝を飾り、中学生初の六段に昇段。現在、藤井は公式戦66勝11敗、11連勝中。昇段後初の対局で2度目の12連勝を目指す。

 振り駒の結果、藤井が後手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。両者の対戦は初めて。先手の畠山は角道を開けた。

 藤井は17年6月に最多の29連勝を達成。同7月に連勝記録が途絶えた後は、連敗するなど一時は不振だったが、完全に勢いを取り戻している。

 持ち時間は各5時間。夜には決着する見込み。