平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)カーリング女子でLS北見の日本が英国を破り、この競技で男女通じて初の表彰台となる銅メダルを獲得した。

 日本カーリング協会強化委員会の敦賀信人副委員長(40)は「日本のカーリングが世界のレベルに追いついた」と喜んだ。オリンピック(五輪)の正式競技になった98年長野大会で男子日本代表のスキップを務め、その後の歴史を見てきた。「男子が20年ぶりに出場し、女子はメダル。特に女子は国内で競い合ったことがレベルアップにつながった」と話した。

 前回ソチ五輪まで、小笠原(小野寺)歩が3回出場した。「藤沢さんは小笠原さんに勝てず、前回も悔しい思いをした。そういう神経を使ったゲームを国内でやることで強くなる」と敦賀氏。「これまでもいい試合はしてきたけれど、結果がメダルとして残ることが今後のために大きい」とたたえた。

 次の目標は競技人口を増やすこと。「海外勢は世界ジュニアで活躍した選手が多い。日本代表選手のクリニックを行うなどで競技を広め、ジュニア選手の発掘をしたい」と話していた。