東京都の小池百合子知事は23日の会見で、これまで重用してきた「特別顧問」の廃止を表明したことに関連し、新たに第三者からアドバイスを受ける仕組みを、検討していることを明らかにした。

 特別顧問は廃止するにもかかわらず、18年度予算案に予算が計上されており、自民党が問題視している。これに対し、小池氏は「意見があるのは当然で、だからこそ議会で審議いただいている」と主張。「外部のアドバイスを受けることは(今後も)多々あると思う。アドバイスをお願いする時は仕組みが必要だ」と述べ、予算も削除しない考えを示したが、新たな形の「側近政治」と指摘される可能性もある。