26日の参院予算委で、民進党の白真勲氏が安倍首相に、5月末までに予定される米朝首脳会談への「同席」を提案するひと幕があった。

 白氏は「トランプ大統領に『おれも(金正恩氏に)会う』と提案してみてはどうか」と指摘。「北朝鮮のことを知る総理に言われれば、『一緒に行こう』と言うかも知れない」「1対1ではなく、2対1。常識ではおかしいだろうが、解決には、常識を乗り越えることが必要」と迫った。

 日朝首脳会談の可能性を探っているといわれる首相は「(将来的な)日米朝の首脳会談を否定するものではない。さまざまな可能性を考えなければならない」と、含みを残した。一方で、長年取り組む拉致問題がまだ解決できていない現状を謝罪。「結果が出ていないと言われれば、その通りだ。深刻に受け止めたい」と述べた。