辞任に追い込まれた財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題について、テレビ朝日は19日午前0時から緊急の記者会見を行った。
東京都港区のテレビ朝日本社で会見した篠塚浩取締役報道局長は、「先ほど福田氏は財務事務次官を辞任する旨を発表し、その記者会見の場で週刊新潮が指摘したセクハラ行為を否定しておられますが、当社社員に対するセクハラ行為があったことは事実であると考えております」と話した。
以下、一問一答。
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-社内調査はいつから
テレ朝 本人からの申し出があったのは今週月曜日。いろんなうわさが飛び交っているのは分かっていたので、聞き取りを始めました。相談会で当該社員から申し出がありました。
-なぜこのタイミングで会見を
テレ朝 月曜日の遅くに申し出があり、その後調査をして参りました。週内に何らかの形で公表しようとしておりました。そのタイミングで福田次官のあのような会見があったものですから、当社の見解を早めにお伝えしなければと思いまして、会見をしました。
-「音声データの前後関係がおかしいと」福田氏は言っている
テレ朝 週刊新潮に提供しているのは音声の一部。全体を見ればそうではないことが分かります。
-財務省の調査協力には応じるか
テレ朝 これから先、慎重に検討していきたい。
-「女性社員から相談を受けたとき、適切な対応をすべきだった」とあるが、適切な対応とは
テレ朝 相談を受けたときにどういう対応ができたかは今お答えするのは難しいですが、さまざまあったと思います。報道するなり、抗議するなり。検討する必要があったと思います。
-週刊新潮への音声の提供に関して謝礼は
テレ朝 全くありません。