合流を目指す民進党と希望の党は24日午後の新党協議会会合で、党名の最終調整に入る。
両党所属議員からは「国民党」「新党ゼロ」「中道民主党」「共和党」などの案が挙がってるが、「新党ゼロ」を提案した希望の党の1年生議員らが、YouTubeに3分16秒のメッセージ動画を投稿した。
富士山、高層ビル街、国会議事堂前、選挙活動の写真などを背景にゼロを入れ込んだ言葉などを並べている。
「もう1度、『ゼロ』から始める勇気」
「支持率ゼロ これが僕らの現実」
「今 僕らに必要なのは 自分たちをゼロだと認める勇気」
「反省もある。後悔もある。信頼さえ失ってしまった」
「昔の名前を取り戻しさえすれば、栄光が戻るわけじゃない」
「しがみつく者ほど 生き残れないこの時代に 潔く負けを認めよう」
野党の厳しい状況を示したものと思われるが、その上で希望の文言も記している。
「嘲笑の中からの出発だっていいじゃないか その経験を生かす日がきっと来る」
「たとえ耳を傾けられなくても 信じたことを言い続けよう」
「こんな僕らでも必要としてくれる人は『ゼロ』じゃないから」
「ゼロから始めれば、何にでもなれる」
「僕たちはみんな『ゼロ』だったんだから」
新党名は、午後には決定するとみられるが、希望の党に近い関係者は「この動画には、玉木(雄一郎)代表も涙したと聞いています。新党ゼロに決まってほしい」と話している。