日大アメリカンフットボール部の選手が悪質なタックルを犯した問題で、日大の大塚吉兵衛学長(73)が25日、一般学生にも影響が及んでいる現状を鑑み、都内で緊急記者会見を行った。

 日大アメフト部の問題は、全国の付属校にまで波及している。ある小学校には、「よく恥ずかしげもなく日大の付属校になっているな」などの嫌がらせの電話が寄せられているという。苦情が寄せられている付属高では、安全確保のため「この問題で困るようなことがあれば、担任に相談してほしい」と呼びかけている。ある学校関係者は「準付属校は学校法人も違うが、外から見れば同じ日大グループ。グループの一員として、関学大の選手にけがをさせたことは本当に申し訳ない気持ちだ」と話す。心ない電話も寄せられ、「子どもたちを守らなければならず、危惧している」と明かした。