アメリカンフットボールの日大選手による悪質な反則で、学生が負傷した関学大は26日、兵庫県西宮市の同大学で記者会見を開いた。日大側は2度目の回答書でも選手への反則行為の指示を認めず、今後は第三者委員会に捜査を委ね、処分の決定を待つ。

 日大の危機管理学部(東京)で26日、進学希望者を対象にした進学相談会が行われた。危機管理を学ぶ全国でも珍しい同学部は、対応が後手に回るアメフト部の問題に関連し、注目を集めている。参加した高校生らは「問題と関係ない」「志望は変わらない」と述べる一方、保護者から就職などへの影響を心配する声も上がった。息子に同行した母親は「大学のイメージや卒業後の進路が心配だが、これをきっかけに(日大が)本来の姿に戻ってほしい」と願っていた。