将棋の女流棋士第1号として約45年活躍し、今年2月に引退した蛸島彰子六段(72)の「歩みを語り感謝する会」が27日、都内のホテルで行われた。式には同門の中原誠十六世名人(70)、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(48)をはじめ、女流棋士などの将棋関係者やファン約200人が集まった。

 和服姿で登場した蛸島六段は自分の将棋人生を振り返り、「続けることの大切さを感じました。勝ち星を1つでも多く積み上げられたことが小さな誇り」と時折言葉に詰まりながら、謝辞を述べていた。