将棋の史上最年少プロ、藤井聡太七段(15)が17日放送された、インターネットテレビ「Abema(アベマ)TV」のオリジナル対局企画、「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」に登場した。Aブロック予選で近藤誠也五段(21)、橋本崇載八段(35)を下し、本戦トーナメント進出を果たした。

 早指し王を決める秒読み将棋で、持ち時間は各5分で始まり、1手指すと5秒加わる。持ち時間が切れると負けとなる。チェスで用いられるルールで、チェスが得意な羽生善治竜王(47)の発案で作られた。

 この非公式戦、A~Cの各予選ブロックに4人ずつ、計12人の棋士が参加。各予選で2勝を挙げた2人が、本戦トーナメントに進出できる。これにシードの羽生竜王、久保利明王将(42)が加わり、8人による勝ち抜き戦で優勝者を決める。

 各予選の参加者は、Aブロック=藤井七段、近藤五段、橋本八段、三枚堂達也六段、B=山崎隆之八段、増田康宏六段、佐々木大地四段、大橋貴洸四段、C=高見泰地叡王、阿久津主税八段、永瀬拓矢七段、佐々木勇気六段。