将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(15)は22日、東京・渋谷区の将棋会館で指された8大タイトル戦の第66期王座戦本戦トーナメント準々決勝で深浦康市九段(46)を破りベスト4に進出、タイトル初挑戦まであと2勝と迫った。

 中村太地王座(30)への挑戦者を決めるトーナメントは、予選を勝ち抜いた棋士とタイトル保持者ら16人が出場。優勝者が挑戦権を獲得する。

 タイトル戦のうち、藤井が年内に挑戦者となる可能性があるのは竜王戦、王座戦、棋王戦の3つ。タイトル挑戦の最年少記録は1989年(平元)、屋敷伸之九段(46)が棋聖戦で達成した17歳10カ月。今春に高校生になったばかりの藤井がこのまま勝ち進めば、記録を大幅に更新する。