サッカーロシアW杯の日本対ベルギー戦が行われた3日早朝、東京・渋谷駅前のスクランブル交差点では、まさかの逆転負けで静かに帰路に就くファンの姿が目立ったが、酒に酔ったファンの迷惑行為もあった。

 試合後の交差点付近は、大勢の警察官が交通規制を行い警戒。ただ、日本が敗れたこともあり大きな騒ぎは起きなかった。規制は約25分で解除された。

 ただ、試合後に泥酔したファンが、痴漢や警察官への迷惑行為を行ったという声もあった。20代の男性は「若い女性が、泥酔した様子の30代くらいの男の手をつかんで『この人痴漢です』と言っていた」。この男は警察官に連行されていったという。

 午前5時半ごろには、渋谷駅前交番の付近で男性の叫び声が聞こえ、直後にパトカーの音が鳴り響いた。一部始終を見ていた人によると、「酒に酔った様子の金髪の若い男が、警察に迷惑行為を続けてパトカーに入れられた」。この男は、交差点付近で15分間ほど「財布が無い」と叫び続けていたという。暴力行為はしていないが、警察に近づき威嚇をしていたという。

 警視庁によると、午前7時の段階で渋谷の騒動に関連する逮捕者は出ていないという。