受動喫煙対策を強化する改正健康増進法は18日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。

 多くの人が集まる建物内を、罰則付きで原則禁煙とする内容。20年の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを前に、「スモークフリー」が主流となっているオリパラへの対策の一環で、開催前の20年4月に全面施行する。ただ、例外規定で喫煙が認められる店舗は少なくなく、早くも「骨抜き」批判が出ている。一方、東京都は国に先行して6月、従業員を雇う店すべてを規制対象とした受動喫煙防止条例を制定した。都内の約84%の飲食店では喫煙できず、国より厳しい対応を取ることになる。