立憲民主党の枝野幸男代表は7月31日の会見で、自民党の杉田水脈衆院議員が性的少数者(LGBT)への行政支援に対する疑問を月刊誌に寄稿し、党内外で批判されている問題について、「杉田氏のような発言をする人を認めるかどうか、自民党総裁選の最大の論点にならなければおかしい」との認識を示した。枝野氏は水田氏について「LGBTの認識が決定的に不足し、少数者の権利に対する理解が根本的に間違っている」と批判。自民党は杉田氏の処分に至っていないが、枝野氏は「(もし総裁選の)論点にならなければ、自民党全体が同じような考えをしていると受け止めるべきだ」とも指摘した。

 総裁選出馬を予定する石破茂元幹事長は、杉田氏発言を「自民党は許してはならない」と批判している。