2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会ボランティア第1回説明会が8月31日、都内で開催され233人の市民が参加した。

板橋区在住の37歳主婦は「大会ボランティアをやりたかったが、1日8時間は厳しい。3歳の女の子を幼稚園の延長保育をすれば、ぎりぎり8時間確保できるけど、移動時間を含めると迎えに行けないかもしれない」と残念そうに語った。

説明会では12年ロンドン五輪から大会ボランティアを参加している西川千春さんが講演。五輪ボランティアが「人生を変えた」とまで言い切った。通訳ボランティアを担い、ロンドン五輪では卓球女子団体で日本が銀メダルを取った際、海外メディアの通訳を担当した。

「石川選手の涙にもらい泣きした。10日間が長いという批判もあるが、私は毎日でも良かった。アドレナリンが出まくっていた」と振り返った。東京大会に向けては「人生最高の2週間。せっかく東京に来るんだから、ブツブツ言わずに手を挙げてみること」と、参加を呼びかけた。