ジャーナリストの江川紹子氏(60)は、「障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ」のキャッチコピーで東京都主催の障害者スポーツをPRするイベント用ポスターに批判が相次いだ騒動を受け、「東京都と関与した広告会社担当者の想像力の貧困さに驚く」とあきれた。

江川氏は17日更新のツイッターで騒動に触れ、「公共空間にこの言葉だけを切り取って貼り出せば、人々の心にどういう感情を惹起せしめるかに思いが至らない、東京都と関与した広告会社担当者の想像力の貧困さに驚く」(原文まま)とコメント。「この1枚のポスターにも、何人もの人が関わっているだろうに。誰も疑問を呈さなかったのだろうか…?」とツイートした。

女優の東ちづるはツイッターで「選手が気の毒です。制作側の意識とセンスが残念な結果を生むことになったと思います」と批判。落語家の立川談四楼は「元は『パラバド(パラリンピックバドミントン)は障がいを言い訳に出来ない。負けたら、自分が弱いだけ』だったと聞き、腸が煮えくり返っている。ヒドい改悪ではないか。誰の仕業なのか?」(原文まま)と憤り、コラムニストの小田嶋隆氏も「発話者が障害者本人なのだとしても、発言の切り取り方が無神経だし、それ以上に、この種の文言をポスターのキャッチコピーとして一般化して拡散することの効果に無自覚すぎると思います」とコメントした。