片山さつき地方創生担当相(59)は18日、報道各社の取材に、同日発売の週刊文春が報じた、国税庁への「口利き疑惑」を全面否定した。「事実誤認」として名誉毀損(きそん)で訴える意向を明かしたが、記事の事実関係は、訴訟準備を理由に答えなかった。

片山氏は、財務省の大物官僚から鳴り物入りで国政転身したが、最近はお騒がせの言動も目立つ。14年の御嶽山噴火に関し、民主党政権の事業仕分けで常時監視対象から外れたと、誤った内容のツイッターを発信し、謝罪に追い込まれた。15年には、参院外交防衛委員長でありながら、理事会や理事懇談会に遅刻して、涙で謝罪。今年7月には、西日本豪雨の初期段階に開かれた「赤坂自民亭」の飲み会の様子をSNSで発信、緊張感のなさを批判された。初入閣を受けた今月2日の認証式前には、当初用意したドレスの袖の長さが、認証式にはふさわしくないと指摘され、あわてて銀座の百貨店にドレスを買いに走るハプニングもあった。