自由党の小沢一郎共同代表は13日の定例会見で、今月7日に会談した橋下徹前大阪市長を、「国民にアピールするものを持っている。政治家の大事な資質を備えている人」と述べ、高く評価した。

小沢氏は7日の会談について「橋下さんと久しぶりにお会いした。7、8年前に2、3度、食事しながらかなり長い時間話したことがあるが(今回は)前原(誠司)君のあっせんもあって、久しぶりに食事をした」と、3人で食事したことを明かした。

最近になって永田町では、橋下氏の「政界復帰」の臆測が、急速に強まっている。小沢氏は「特別、生臭い話は何もしていない」と述べた。

橋下氏が、「強い野党のつくりかた」として「日本政治史上初の『野党間の予備選』」実施を訴えていることについては、「このこと自体はいいことだが、今の時点で各党の合意がなされるかはちょっと疑問」と述べた。その上で、「私は(党幹部として)選挙を何度もやってきたが、実質的には常にその方法をとってきた。自民党時代も一番支持の多い人を候補者に選んできた」「基本的には同じことをやってきた、という話をした」と述べ、橋下氏の主張に理解を示した。