日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者が金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された19日、同社の西川広人社長が横浜市の本社で緊急会見を行った。

西川社長は「社内調査の結果、ゴーン会長主導による重大な3つの不正行為があった。会社として断じて容認できる行為ではない。残念という言葉を超えて強い憤りと落胆を覚えている」と話した。

確認された重大な3点の行為とは、有価証券報告書への報酬減額の記載、私的な目的での投資金支出、私的な目的での経費支出、だという。また同社長は22日の取締役会でカルロス・ゴーン会長の解任を承認する方針であることを明らかにした。