日産自動車の有価証券報告書に報酬を約50億円少なく記載したとして、金融商品取引法違反の疑いで逮捕された代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が、再婚した現在の妻との結婚パーティーを、フランス・ベルサイユのトリアノン大宮殿で行っていたことが分かった。

上流階級向けの雑誌「タウン アンド カントリー」(電子版)に昨年3月、マリー・アントワネットの時代をほうふつとさせる古典的なドレスに身を包んだ招待客らの間を歩く夫妻の写真と記事が、「王と王女にふさわしい式」の見出しで、掲載されている。

式は16年秋に行われたといい、ソフィア・コッポラ監督の映画「マリー・アントワネット」の世界観を参考にしたとされる。写真では、ダークスーツのゴーン容疑者と、鮮やかなグリーンのドレスを着た妻が、笑顔で招待客の間を歩く様子や、家族との集合写真、色とりどりのスイーツの写真などが掲載されている。