みずほ総合研究所が年末恒例の“とんでも予想”を発表した。「確率は低いが、発生すると影響が極めて大きい事象」で、「とんでも予想」に代わり、今年から専門用語の「テールイベント」を使用。「2019年テールイベント」として発表した。

過去にトランプ氏の大統領当選を予想。18年も「米朝首脳会談が実現。日本は苦しい立場に」「平昌五輪で日本は女子の活躍で長野五輪の10個を上回る過去最高のメダル数」が的中した。

19年は「新元号でベビーブーム。総人口はまさかの前年比プラス」「ラグビーW杯で日本快進撃ベスト4」という明るい予想や、「新卒通年採用の急増」「急速なキャッシュレス化の進展」などの構造変化を予想したが、米中関係の激化で経済は停滞。トランプ大統領が弾劾され、国内では安倍首相が消費増税の再々延期表明を迫られるなど「不安定な1年になる」(高田創チーフエコノミスト)としている。