平成最後の福袋商戦が幕を開ける。2019年の初売りを目前に控え、各百貨店の福袋が出そろった。都内の西武池袋本店や松屋銀座では、「平成最後」をキーワードに売り出す。従来の「お楽しみ袋」的要素は残しつつ、現在では「中身を見せ、夢を現実にする」形の福袋に変化してきた。世相を彩った流行や言葉を盛り込んだ商品に加え、「体験」「コト消費」などで各店が独自色を出している。

東京ソラマチでは、「大人食い」がかなう福袋を販売する。平成最後の年の初めに晴れやかな気分になれる。「寿し常」では1組2人限定(抽選)で、「お寿司食べ放題! 新春満腹福袋」(2019円、1月15日から3月15日の平日に実施)を元日から売り出す。大トロ、ウニなど60種以上のネタが90分食べ放題。このほか、365日たこ焼きが食べられる「半端ないパスポート」(20万1900円、先着10人)、「仙台黒毛和牛まるまる1頭の半分福袋」(108万円、先着2人)などもある。食べるのが大好きな人、注目だ。