2017年の東京都議会議員選挙を含め、これまで国政選挙などに13回立候補したマック赤坂氏(70)が、21日に投開票された東京・港区議会選挙で、初当選した。

赤坂氏は、港区議選を前に「私は残りの人生のすべてをかけて今般の統一地方選、港区議会選挙に最後の挑戦をする決意をいたしましたことをここに表明します」と語り、最後の選挙と覚悟を決めて立候補していた。

深夜0時40分の段階で1144票を獲得し、34議席中30位で当選確実の一報が入った。「まだ、ちょっと信じられない。最終確定までは本当かな? という感じですけど当確…」と、14回目の挑戦で初の当確に、信じられないと言わんばかりにつぶやいた。

2007年(平19)の同区議選への初出馬から12年。平成最後となる14回目の選挙で、悲願の当選だった。17年の都議選後、本業のレアメタル(希少金属)の会社の業績が下降し「本業がうまくいっていなかったのは事実で、ネジを締め直した。そちらにエネルギーを吸い取られた」(赤坂氏)と出馬を控えた。

これまで衆参両院から東京都知事選、大阪府知事選、新潟県知事選、大阪市長戦に出馬してきた。「私に合う選挙がなかった」というのも2年間、出馬しなかった理由だが、70歳の大台を超え、体力面を考えても今回がラストチャンスと決め「今回、最後になるから最初に戻ろう…原点回帰だ」と、最初に立候補した港区議選への出馬を決めたという。

赤坂氏は出馬に当たり「住民から見ても、他の区との違いが出ていない。らしさが出ていない。面白くない」と港区へ注文を付けた。その上で、自らが終始、訴え続けてきた「スマイル」の必要性を強調。「面白いから、笑うんじゃない。眉間のしわを寄せずに、口角を上げれば楽しくなる…その原理、スマイルセラピーを港区に普及させたい」と熱く語った。

70歳での選挙戦、しかも知名度があっても、区議選では国政選挙のようにユニークな映像などで前面に押し出すことが出来ず、どぶ板選挙を展開するしかなく「これまでで最も苦しい選挙」と苦闘を強いられた。17日には街頭演説を行う予定が、両足が震えて立てなくなり中止を余儀なくされた。それでも翌日からは最後の力を振り絞って選挙戦を走りきった。

赤坂氏は「平成の最後にビッグニュースがきたね」と声を震わせた。【村上幸将】