菅義偉官房長官は28日、千葉・幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議2019」に来場し、5月1日からの新元号「令和」を、アピールした。

4月1日に、官邸での会見で「令和」を発表して以来、「令和おじさん」としてのイメージが急速に拡大している菅氏。「令和おじさん」と呼ばれていることについて、「自分でもびっくりしています。こんなに皆さんに注目されるとは思っていなかった」と、戸惑いながらも笑顔をみせた。

その上で、「国民の皆さんに、スムーズに受け入れていただいたという思いだ」と述べ、新元号の浸透ぶりに手応えを感じている様子をみせた。

「令和は、645年の大化以来、初めて国書からの引用(された元号)となった。安倍総理は、『厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、咲き誇る梅の花のように、国民がそれぞれの花を大きく咲かせられるような日本にしたい』と発表したが、まさに令和は、そんな時代にしたい」とも述べ、新しい時代への思いを語った。

安倍晋三首相はこのイベントに何度も来場しているが、菅氏は初めて。菅氏は「今日は(外遊中の)総理の代理で来ました。私も1度、ぜひ来たいと思っていた。熱気があふれていて、すごい」と話し、コスプレの若者とも握手を交わした。

菅氏が訪れたブースには、「平成」と「令和」のレプリカの書も飾られた。【中山知子】