元号が令和に替わった1日午前0時、全国でカウントダウンの声が響き渡り、「令和元年、おめでとう」「平成ありがとう」などの声が各地で沸き起こった。

東京・渋谷では、4月30日午後11時過ぎから続々と若者が集結した。警視庁では昨年のハロウィーン時のようなを混乱を警戒。テロ対処部隊も待機するなど祝福ムードとピリピリムードが交錯したが、「令和」とプリントされたTシャツを着た大学生は「上を向いて歩く人が増える時代に、自分たちがしていきたい」と笑顔で話した。

大阪・ミナミの道頓堀の戎(えびす)橋でも、大阪府警が橋の欄干を徹底ガード。元号が替わった午前0時すぎから若者の道頓堀川へのダイブをストップさせた。令和を迎えた“祝賀ダイブ”を見ようと、周辺は大混雑。それでも改元から約3分後、戎橋の対面にある橋から1人の水着姿の男性が「令和、令和」と、周囲に手拍子を求めてダイブする姿がみられた。

東京・皇居前にも30日深夜から続々と人が集まり、0時直前には数百人に。日付が替わった瞬間、歓声とともに「おめでとう!」「ハッピーニューイヤー!」などと思い思いに新たな時代を歓迎する声が上がった。若者の町、東京・六本木の伝説のディスコ「マハラジャ」でも平成のヒット曲で踊り初めのイベントが行われた。