茨城県守谷市の常磐自動車道で10日、男性会社員(24)があおり運転を受け、車を停止させられた上、殴られた事件で、傷害容疑で茨城県警から指名手配された宮崎文夫容疑者(43)が18日、大阪市内の自宅マンション近くの駐車場で県警に身柄を確保され、逮捕された。

宮崎容疑者が大阪市東住吉区内の自宅と思われるマンション近くの路上で確保された際、容疑者と一緒にいた交際相手の喜本(きもと)奈津子容疑者(51)について、茨城県警は18日、宮崎容疑者を自宅マンションにかくまったとして、犯人隠避の疑いで逮捕した。茨城県警取手署へ移送しており、到着は19日午前の見通し。留置先は宮崎容疑者とは別の署となる。

捜査関係者によると大阪市の宮崎容疑者と同じマンションに別の部屋を持っており、宮崎容疑者が指名手配されていると知りながら匿い、食事を提供するなどした疑いがある。容疑を認めているという。宮崎容疑者が逮捕された常磐道での傷害事件の際に車に同乗し、ガラケーで撮影していたことも認めているという。

県警は、同日午前、宮崎容疑者がマンションから現れた際に一緒にいた喜本容疑者が事件と何らかの関係がある可能性があるとみて、大阪府警東住吉署に同行した上で任意聴取していた。【佐藤成】