東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛ちゃん(当時5)が両親に虐待され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死の罪で起訴された母親の船戸優里被告(27)の裁判員裁判初公判が3日、東京地裁で開かれる。

起訴状によると、昨年1月下旬ごろから十分な食事を与えず、暴行。2月下旬ごろには極度に衰弱していたのに虐待の発覚を恐れて病院に連れて行かず放置し、3月2日に敗血症で死亡させたとしている。優里被告の夫で保護責任者遺棄致死罪や大麻取締法違反罪、傷害罪に問われた船戸雄大被告(34)の初公判は10月1日に開かれる。