インターネット業界大手のYahoo! とファッション通販サイトZOZOTOWNを運営するZOZOは12日、都内で共同会見を開き、Yahoo!が株式公開買い付け(TOB)を行い、ZOZOと資本業務提携を行うと発表した。

ZOZOがYahoo! の傘下に入ることになったで、野球ファンの間から、ZOZOが16年12月に命名権を10年間総額31億円で落札した「ZOZOマリンスタジアム」のネーミングはどうなるのか? という疑問の声がった。Yahoo! の親会社ソフトバンクグループは、プロ野球ソフトバンクも保有する。

まずヤフーの川邊健太郎社長(44)は「球団と違ってネームライツ。ここは、企業のプロモーションの判断でやっていく理解。ヤフオクドームは、Yahoo! の年間のプロモーション範囲。ZOZOさんのことは申し上げる立場にはないが、プロモーションの範囲でと考える」と、問題がないという考えを示した。

ZOZOの澤田宏太郎新社長(48)は「わが社の方では、ネーミングライツ契約をしている。まだ契約は残っている。(ZOZOは)千葉の会社で千葉愛が強い。社員もロッテのことは大好き。辞める理由はない」と「ZOZOマリンスタジアム」のネーミングは維持する考えを強調。「契約も残っています。ビジネスとしても価値があり、認知度も上がっている。相手があってのことだが…ないと思うが、ファンから『ZOZOはないんじゃない?』と言われれば考えるかも知れないが」と語った。【村上幸将】