橋本聖子五輪相(55)が18日、取材に応じ、東京オリンピック(五輪)マラソンと競歩が会場変更となった場合の費用負担について問われると「あくまでも組織委員会、都、開催地がどのように決めていくかで、まずはどこで開催されるかが決定されてから。今はその段階ではない」と慎重な構えを見せた。

小池都知事が「費用は『国が持つ』と伝えられた」と発言したことについては「どのように発言されたのか聞いていないので、何とも分からない」と前置きした上で、国が了承したかどうかは「それはない」と否定した。

一方、この日午前、定例会見を行い、他の競技について開催地変更の可能性を聞かれると「この提案によって、他の競技はどうなんだろうかと、多分、調整委員会で意見が出てくるのではないか」との見方を示した。その後、取材に応じた橋本氏は「暑さ対策に関して、調整委員会でさまざまな議論が想定されるということ。会場がどうとかではない」と補足説明した。