首相が主催する「桜を見る会」の招待客をめぐり、12日に国会内で開かれた野党追及チームの初会合で、キャバクラに勤務する女性の招待の有無が、取り上げられる場面があった。

招待者の決定過程について、政府側は「各省庁の意見を踏まえ、功績があった方を幅広く招待する」としている。これに関し、座長を務める黒岩宇洋氏が「一例」と断った上で、「ネットでは、いろんな方が『自分も参加した』というのが出ている。自分でキャバクラ嬢だという方が、(SNSで)参加を(明らかに)している」と指摘した。

その上で「推薦をする際に、こういった方の推薦をしたことがあるか、分かるか」と、風営法を所管する警察庁に質問。警察庁は「このような観点で推薦はしていない」と応じたが、黒岩氏は「各省庁の推薦というのと、整合性がとれないのではないか」と、疑問を投げかけた。

野党側は、「桜を見る会」の招待状が、ネットで転売されている可能性もあると指摘。どうやって本人確認をしているかと問われた内閣府の担当者は、「招待状を持っている人について、中に入ってもらっている」と答えたが、招待状に書かれた名前と実際に来た人物の厳格な本人確認をしているかどうかについては、明確な説明がなかった。