米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が、新型コロナウイルスについて29日までに、「100年に1度レベルと想定すべき」と訴えた。

米有力医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに寄稿し「この1週間で、100年に1度の病原体のような様相を見せ始めた。そうでないことが分かるまでは、そのように想定すべき」と指摘。裕福な国が、今からアフリカや南アジアなどの貧しい国々の対策準備を支援することが、人命を救い、ウイルスの世界的な拡散を遅らせることにつながるとした。

また治療やワクチン開発、世界での共有などのために、国際社会の一致協力や巨額の投資の必要性も強調した。ゲイツ氏は自分の慈善団体からウイルス対策に最大1億ドル(約110億円)の提供を発表している。