日本政府による緊急事態宣言を受け、警察官が繁華街を出歩いている人に外出自粛の声掛けをする映像がネット上で拡散され、疑問の声が噴出している。

ネット上では、東京・新宿歌舞伎町などの繁華街で、複数の警察官が巡回して通行人に対して外出自粛をうながす様子を撮した動画が拡散されている。

この状況に、ネット上では「ロックダウンしてるNYでも警官にはこんなことさせてない。『ロックダウンしない』と言いながらロックダウン以上のことしとる」「警察官が警棒を手に持った状態でいるところに違和感を感じる…。お願いなのになぜ警棒を出してるの…?」「警察官たちは、いったいどんな法的根拠に基づいてこんなことをしているのでしょうか?「お願い」って、警棒片手にするようなものでしょうか?」などといった疑問の声が多数あがり、米国在住の映画評論家、町山智浩氏は「アメリカでは警棒よりも金を出して繁華街を自主休業させてます」と指摘した。

なお東京都は6日、緊急事態宣言が出た場合、都の職員や警察官が、通行人に不要不急の外出かどうか確認するのかという質問に対し「警察や都の職員が巡回するなどの案は今のところない。都の職員らが、歩いている人に何の職業かを問い、不要不急の外出だなどと判断し、テレワークを強要するようなことはできない」と答えていた。