虐待や性暴力の被害に遭った10代の女性らを支える一般社団法人「Colabo」(仁藤夢乃代表理事)が24日、自民党の馳浩衆院議員ら国会議員や新宿区議らに対し、22日に受け入れた視察時に10代少女へのセクハラ行為があったとして24日、謝罪を求める抗議文をネット上で公開した。

抗議文で仁藤氏は馳氏ら自民党議員らが22日、虐待や性暴力被害などを受けた女性たちを支える活動の1つである10代女性無料のバスカフェ「TsubomiCafe」で、事前連絡を大幅に超える人数で視察に訪れ、活動を尊重しない態度や少女に対するセクシャルハラスメントがあったとして、経緯の説明を謝罪を求めた。

抗議文によると、カフェの設営中には、馳氏からのセクシャルハラスメントがあったという。性暴力被害によるトラウマを抱えながら活動している10代の少女に対し、馳氏がちょっと退いてと言いながら後ろを通ろうとし、少女の腰を両手で左右から触ったという。少女はすぐにその場から逃げ、他のメンバーに被害を打ち明けたが、精神的ショックを受けており、翌日には起き上がることができない状態となったという。

また、視察にきた議員らは、虐待被害の経験から居場所が分かると身の危険がある少女らの意に反した写真撮影なども行い、少女たちは撮影されないように後ろを向いたりしゃがんだり、その場を立ち去らなければならなかったという。