小田急電鉄は27日、新宿駅で勤務する30代の男性駅員が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。

男性駅員の同居家族が陽性と診断され、25日に保健所の指示でPCR検査を受診し、26日に陽性であることが判明した。

小田急電鉄によると、男性駅員は新宿駅中央地下精算所窓口や改札口で改札業務に従事しており、勤務中はマスクを着用し、こまめな手洗い、うがいなど感染予防に努めていた。出勤前の検温や点呼時に実施する健康状態の確認では、発熱などの症状は認められなかったという。

また、男性駅員の勤務していたエリアをはじめ、施設全般での消毒作業を実施し、新宿駅を利用した乗客との濃厚接触はなかった、としている。

当面、男性駅員は自宅待機をさせ、健康状態を確認させている。小田急電鉄は、列車運行への支障はないとした。