東京都知事選(7月5日投開票)に立候補した、れいわ新選組の山本太郎代表(45)は、21日午前11時からJR立川駅前で街頭演説を行った。山本氏は「イベント設営の日雇いだった30代男性がイベントがなくなって所持金10数円の路上生活者に」という事例を挙げて「誰も失業させない、誰も倒産させない。東京都知事ならそれができる」などと出馬の理由を語った。

コロナ対策で国の特別給付金10万円は行き渡っておらず、「支給されても税金や社会保険料など行政からもらったお金が、そのまま行政に吸収されてしまう。意味がない。これじゃ、経済が回らない」とした。全都民10万円の給付や全事業者に100万円支給を掲げて「第2波、3波がやってきた時にも同じ支給を即座に行う」と明言した。

また「小中高、大学などの授業料を1年間免除します。多くの人に学ばせてあげたい。これは社会に対する先行投資」と語り、聴衆からは拍手と歓声が起こった。そして「あなたの、かけがいのない一票だけではあの高い高い、百合子山を超えられません。ぜひ、力を貸してください」と再選優位が伝えられる小池百合子知事との戦いを訴えた。

 

18日に告示された東京都知事選(7月5日投開票)に立候補の届け出をした候補者は22人。立候補者は以下の通り。

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)。