大阪府の吉村洋文知事(45)は31日、府庁で取材に応じ、11月1日にも実施予定の「大阪都構想」の2回目の住民投票について、前倒しの可能性を示唆した。

次期首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切り、投開票日が10月25日になるとの見方もあるが、吉村知事は「解散になるかどうか、これは総理の専権事項です」と前置きした上で「もし(総選挙の投開票が)10月25日になれば、住民投票も10月25日に合わせていきたい」と話した。

その理由として同時投票により投票のコストが抑えられるとし「投票の日が近いのであれば、あえて1週間後に投票を2回するよりも、同じ日にやるべきだと思う」とした。

大阪市を廃止し、4つの特別区に再編する「大阪都構想」の制度案は府議会に続き、3日の大阪市議会の採決でも可決されれば、11月1日にも大阪市民対象の住民投票が実施される。