立憲民主党の蓮舫代表代行は9日、自身のツイッターで、8日夜に放送されたテレビ朝日系「報道ステーション」に出演した菅義偉首相の発言内容に、強い疑問を示した。

首相は、8日に1都3県に発令した緊急事態宣言の期間を2月7日までの1カ月としていることに関連し、もし1カ月後に収束していない場合に延長などの対応を考えるか、キャスターの富川悠太アナウンサーに問われた際「仮定のことは考えないです」と、まず答えた。

蓮舫氏はこの発言について「驚きました」とした上で「未知のウイルスだからこそプランB、プランCを想定した対策も常に準備するのが政権です」「この発想だから後手後手な対応」と指摘。野党として提案を続けると主張した。

続く投稿では、首相が緊急事態宣言の発令を決断した経緯を語る際、昨年12月31日に東京都で1300人を超える新規感染者が出たことを挙げ「あの数字を見た時に判断をしなきゃならないのかなという風に思った」と述べたことにも「その前から感染は広がっていました」と、首相の判断の遅さを指摘した。

その上で「なぜ1300人の時点で何をもって判断しなければ、と思ったのかを問うのが報道機関の役目かと思いきや、この番組では逆に菅総理をフォローしていたのが非常に残念でした」ともつぶやいた。