実業家・堀江貴文氏(48)が創業した宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」が、アダルトグッズでおなじみの「TENGA」と共同し、今夏、「TENGAロケット」を打ち上げることになった。26日、都内でプロジェクトが発表された。

ロケットにはプラスチック製のTENGAロボが搭乗し、高度100キロの宇宙空間で射出され、パラシュートで帰還、海上で回収する。成功すれば、国内では民間としては初の宇宙空間へのペイロード(荷物)放出・回収になる。また、創業時から宇宙用TENGAの開発と宇宙ステーションでの使用が目標だったというTENGAの松本光一社長の意向で、宇宙空間でのTENGAの状態観測も行われる。

堀江氏と松本社長は番組共演で知り合い、「以来、毎年正月にTENGAを送っていただいている」(堀江氏)間柄。堀江氏が「TENGAを宇宙に打ち上げたら面白いんじゃない」と持ち掛けたところ、松本社長が「世界には愛と自由が必要。宇宙から愛と自由を叫びます」と応じた。ロケットには「愛と自由とTENGA」とデザインされる。

堀江氏は「インターネットの一般に普及したきっかけはアダルトだった。壮大なエンターテインメントとしてTENGAロケットを打ち上げたい。新規の開発項目は多いが、成功させ、みんなの思いを放出させたい」と話している。