立憲民主党の小沢一郎衆院議員は8日、自身のツイッターを更新し、4都府県での緊急事態宣言延長に伴い菅義偉首相が7日夜に開いた記者会見を「世界でも底辺レベル」と厳しく批判した。

小沢氏は「『結果は出せてる、でも延長はする、引き続きしっかりやりたい』だけ。具体策が示されず、意気込みだけが一方的に語られ、質問と回答はかみ合わない」と指摘。見通しの甘さから緊急事態宣言延長に追い込まれたにもかかわらず、首相から納得できるような具体的な提案がなかったと主張した。

その上で、記者会見のあり方にも言及。7日の会見では、最初に質問した幹事社から、首相の回答が不十分などの理由を念頭に、記者から再質問が出た場合は応じてほしいと、あらかじめ要請がなされた。会見中、双方の質疑がかみ合わない場面もみられたが、正式な形で再質問のやりとりが行われることはなかった。

小沢氏は「再質問は禁止され、記者たちは抗議すらしない。何でこんな国になったのか、国民1人1人が考えないといけない」と、訴えた。