三原じゅん子厚生労働副大臣が、出席予定だった13日午後の参院厚生労働委員会に姿を見せないとして、立憲民主党の蓮舫代表代行が自身のツイッターで立て続けに実況する「騒動」が、13日の国会で起きた。

当時、三原氏は厚労省であらかじめ予定していた別の会議に出席していた。約20分後に国会に駆け込んだが、野党側が遅れた詳細な説明を求め、委員会は約5時間にわたってストップし、午後6時半すぎに流会に追い込まれた。三原氏の名前はSNSで一時トレンド入りするなど、関心を集めた。

騒動の発端は、「三原じゅん子副大臣が委員会に来ないという異例の事態です。法案審議が出来ずに委員会は止まったまま」という、蓮舫氏のツイート。三原氏の出席が見込まれた委員会の開始時間は午後1時半だったが、厚労省側も理由を把握していないとして、役所や自民党側に説明を求めていると記した。

その後、自民党側は、三原氏がチームリーダーを務めるPT(プロジェクトチーム)会議に、三原氏が午後1時から出席していたと野党側に説明。蓮舫氏は「本当に会議に参加か。予定の15時まで会議に出て国会に出席しないつもりだったのかの確認、明日の本会議対応を引き続き協議です」と、14日の国会対応まで引き合いにしながら、「続報」を記した。

複数の関係者によると、三原氏は委員会や自民党側に対し、自身が主導する女性活躍に関する会議に出席するため、委員会には遅れて出席することを数日前に伝えており、事前に正当な手続きを踏んでいたという。しかし、うまく情報共有がなされていなかったようだ。これに野党側の激しい反発も加わり、今回の事態を招いた形になったとみられる。

蓮舫氏は13日夜、ツイッターを更新。「三原副大臣は13時から厚労省での会議に出席、15時まで出る予定と本人が話したとのこと」「予定されていた国会委員会軽視が明らかに。本来、秘書官が委員会日程を最優先に管理するのに何故」などと、つづった。

この日のトラブルで、この日予定された医療法改正案の委員会採決は見送られた。