東京都医師会の尾崎治夫会長は8日、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開催について改めて否定的な認識を示した。

「ステージ2、新規感染者数が100人ぐらいに収まっていないと。感染を抑えた状況ではないと7月、8月にリバウンドが来る。なかなか、難しい」と現状を分析した。その上で「やるとしたら無観客しかない。場合によっては、感染状況によりますが、中止という選択肢もあり得る」と明言した。開催した場合は「無観客で、パブリックビューイングとか、人が集まるようなことはやめて、家でテレビ観戦。人流を増やさない」と指摘した。

また分科会の尾身会長の提言について「分科会の先生の考え方としては極めて当然。(提言を)もう少し早めに出していただけたら、ありがたかった」と、支持を表明した。