総裁選で決選投票を争った河野太郎行革相は、広報本部長に就任したが「党4役」から外され、事実上の「冷や飯食い」となった。

臨時総務会で前任の有村治子広報部長から「今、面白おかしく、広報本部は、にわかに注目を集めている」と河野氏の冷遇報道を皮肉り、苦笑が広がった。河野氏は「有村本部長の後を引き継いで、政治と国民の間のコミュニケーションを変え、政治に対する信頼をしっかり取り戻していきたい」とあいさつを行った。

退任する二階俊博幹事長は岸田新総裁の隣で「大変みなさんにお世話になりました。厚く御礼申し上げます。一致団結して、みんなで頑張っていきましょう」とあいさつしたが、5年以上も中枢に君臨してきた力強さはなかった。